小説を書くための雪の表現、類義語
【晩冬~春の雪】
牡丹雪
ふわふわした大きな塊の雪。春を前に暖かくなると雪同士がくっつきあうため雪片が大きくなる。牡丹雪よりも小さめな雪を「細雪」。場短雪よりもさらにふわふわした雪を「餅雪」という。
淡雪
春先にうっすら積もる雪。積もっても積もっても泡のように消えていく雪。季語としては春。
ざらめ雪
春先に積もる結晶の大きな雪。一度溶けた雪が夜の冷気で再び氷の粒となるもの。
【晩冬の雪】
雪の果て
名残雪。その冬の最後に降る雪。「忘れ雪」ともいう。
【春まで溶けない雪】
フォークソングの曲名で造語ですが、現在では辞書にも載っている。春近くなり、冬を名残惜しむような雪の表現。
根雪(ねゆき)
春先まで溶けず残っている雪。
【冬の雪】
深雪(みゆき)
深く積もった雪。季節は冬。
しずり雪
木の枝から落ちる雪。
【初冬~晩冬の雪】
風花(かざはな)
晴れた日にぱらぱらと風に舞う花のように降る雪。主に儚いものの比喩として使われる。風花の恋など。
早雪(そうせつ)
例年よりも早く降る雪。